『LIKE A BOUQUET』ー まるで花束を贈るように
という名前のギフトバックをつくりました。
袋に印刷された花たちが、口をくしゅくしゅっと止めるだけで、まるで花束のような形状になり、どんなものでも「まるで花束を贈るように」、それも簡単に贈れるというギフトバックです。
ずっと作りたかったアイデアで、実は10年近く考えていたのですが(ずっと頭にありながら印刷コストの壁もあり、腰が重くダラダラ過ごしていただけなのですが、、)ある日、急にやりたくなりいろいろ模索し、サンプル袋を買いあさり、庭から花や葉を持ってきたり買ったりして、自分で白バックで撮影したりして、袋の質感や大きさ、デザインを決めて、第一弾はすぐに仕上がり、いざ販売スタートしようとWEBサイトも作っていたのですが、、、、ふと、このアイデアは誰でも真似が出来てしまうのではないか?デザインの質は別として、技術的には誰にでも出来るし、どこかの100円ショップで簡易的なものが売られていてもおかしくないな、、、。アイデア自体に権利を持たせられないものか、、と心がザワザワしたので、一旦販売をストップ。
商標なら今までも経験あったのですが、それとも違うし、特許ほどの発明ではないから、もっと小物の権利って何かあるのか?そんな権利ないかもしれない。というところからのスタートでした。
特許庁のサイトを調べ、税理士先生から弁護士先生、弁護士先生からは弁理士という職業をお聞きし、紹介頂こうと思ったら専門分野が色々あるとのことで、いく人か当たっていただいたのですが専門外で難航。
どうしようかと、特許庁サイトを見ていたら実用新案という権利には印刷物が多いことに気づき、今度は、知り合いの印刷会社の代表に聞いたら「実用新案ならうちとってますから、弁理士ご紹介しますよ!」と気軽に紹介いただけて、そのルートだったか!!と。そこからはスルスルと進みました。
この分野が得意な女性の弁理士さんだったので、図案もすぐ作って頂けて、夏には申請書を出し、同時に商標も取りましょう!ということになり、冬には『LIKE A BOUQUET』の商標と、実用新案「登録第3239515」を取得できました。晴れて特許庁のサイトに載っています。うれしいものです。
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実用新案とは、物品の形状、構造、組み合わせに係る「考案」を独占排他的に実施する権利であり、
実用新案法によって規定される産業財産権である。
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と難しいことが書いてありますが、一言でいえばちょっとした発明、とのこと。
「布団たたき」「取り替えフロアシート」「消しゴム付き鉛筆」などもそうらしいです。
「鉛筆」自体は発明なので特許ですが、「消しゴム付き鉛筆」はちょっとした発明なので、実用新案という感じのようです。
今後、イラストなどの花束もつくってみたいと思っていますし、
布の袋などの質感にもしてみたいし、、、などとやりたいことがたくさんです。
もしオリジナルの『LIKE A BOUQUET』を作ってみたい方、既存のデザインを流用して自社のラッピングにしたいかたなどいらっしゃったら、気軽に声かけてください。
自分でもいろいろ作っていきたいと思っています。
おたのしみに〜
『LIKE A BOUQUET』はオンラインショップやcreemaからご購入できます。
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