[Hogaraスキンケアくつした]パッケージデザイン
Hogaraは、吸水ショーツをメインに販売するアパレルブランドです。広告やプロモーションに関わらせていただいた関係で、このスキンケアくつしたのパッケージデザインのお仕事をいただきました。
商品としては、化粧水が練り込まれた繊維の靴下で、履けばはくほど人の体温や摩擦で化粧水がしみでて、薄い膜をつくって保湿してくれる繊維とのこと。なんと、化粧品として売れるらしく、コスメキッチンなどの化粧品コーナーでも発売されるような商品ということでした。
まず「この靴下がどういう特性を持ち、どういう働きをするのか」という部分が伝わるものが良いのではないかと考えました。
いつもデザインする前に、大事なキーワードをアートボードに書き出すようにしています。
今回は「保湿」「うすい膜をつくる」「人肌にじんわり伝わる」「それにより肌がうるおう」「サスティナブルなブランド」「パッケージ素材は、ライスレジンという米からできた半透明のやさしい袋」etc...
書き出した言葉を全て叶えられるようなデザインを目指します。
全てといっても、すべて表現するわけではなく、一番強い部分を考え強弱はつくります。その強弱がデザインの方向性になります。
体温によりにじみ出てくる成分で膜がつくられるなんて、すごい商品です。
今回は、そのすごいと感じた部分がモチーフにならないかと考えました。うすい膜をモチーフに、保湿感、うるおいをキープする様子、うるおいが逃げていかない様子も、膜を囲むような罫線で表しています。
そして、サスティナブルでやさしい商品であることは、色や手書きの文字、トーンで伝えることにしました。
ライスレジンという袋の素材もはじめてでしたが、最近はこういう脱プラな商品が増えていますね。
事例がまだあまりなかったのですが、印刷サンプルもいくつか拝見させていただきました。
グラビア印刷だったので、複雑なグラデーションよりも単色が素敵になるだろうと考え、グレーもいれて3色使わせていただき、サラサラした半透明の素敵な素材に、かわいい色がのり、大満足なパッケージに仕上がりました。
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