向田邦子に恋をして。BS-TBS

11/13土曜のBS-TBS の向田邦子特番に、向田ファンのひとりとして少し出演します。

向田邦子が好きだと何度かこのブログに書いていたのを見つけていただき、取材していただきました。


気づけばもう没後40年。

向田さんが表参道の事務所兼住居に引っ越したのが、前の東京オリンピックの年だと知ってびっくりします。

今でも、最近まで生きていたような錯覚があります。

文章を読んでも、古くさくないというか、現代と、自分と、シンクロしまくるからかなと思います。

それくらい、たぶん、環境ではなく、普遍的な「感情」を書いている人なんだと思います。


向田邦子を知ったのは、20代後半くらい。小説「思い出トランプ」。

直木賞をとった「かわうそ」「花の名前」「犬小屋」などの短編がはいっている小説です。読んだ瞬間、心が“ざわざわ”しました。わけもわからず、20代の私は、原稿用紙を買いに走り、短編を写してみたりしていました。もうデザイナーとしてやっていたので、小説家になりたかったわけではなく、、、

何かわからないこの心の“ざわざわ”の正体を知りたくって、書いてみたらわかるかもしれない。と思ったのではないかと思います。(もちろん書いたくらいではわかりませんでしたが)


もちろんそれから脚本もほぼ観ました。「寺内勘太郎一家」「阿修羅のごとく」「隣の女」「あ、うん。」などなど、、、出ている小説もほぼ書いました。恋文や料理の特集まで。

そして向田さんがいた表参道で絶対働きたく、今もその場所で働いています。。。苦笑。


このお話をいただいて、読み直してみたのですが、やっぱり、

今でも“ざわざわ”します。見透かされているような気分になるというか。

向田さんは私の中の“アノ”感情を知っていたんだ。と驚くというか。

誰にも言わないくらいの、小さい小さい自分の中だけにある感情を書かれてしまったような気になるんだな、と。そんな小さーーーーーい感情の動きを、豊かな文章と演出で書かれていて、もう絶句してしまいます。

そこにあるのは「情」でしょうか。愛情。感情。のようなもの。なんだか深いものに感じました。

そしてやっぱり、向田邦子が好きだ。と思い直したりしました。


番組が楽しみです。


https://www.bs-tbs.co.jp/entertainment/mukodakuniko/