stay home と 興味津々


大変な世の中になりました。コロナウイルスが広がり、一気に世界が変わりました。

会社のある表参道を歩いても、ハイブランドも全部閉まり、閉まるだけでなく棚に商品が全くない状態で、人もまばら、飲食店でも暇そうに店員さんが立っています。こんな経験は一生でも二度とないだろうというくらい、見たことがない、経験したことがない世界。

まわりの企業は早々にリモートワークを始めたことは知っていたけれど、頭ではうちもやらないといけない日が来るのかもしれないと思いつつも、この仕事で在宅ワークができると思っていなかったので、忙しさにかまけて様子を見ていた3月。。それがやはり、志村さんがなくなった日が決め手でした。朝一で衝撃のニュースをクライアントとの打ち合わせ前に知り、歩いて帰っていきながら、やばいぞ。これはやばいぞと、社に着き次第、全員招集。リモートワークが実際できるかの会議。たまたまデザイナーは全員、家にmacがあったので、Adobeは大丈夫。データもやる分だけはクラウド管理でいける。あとは、書体が一番のネック。なんとかならないか、あーだこーだと話し合い、急な出力の対応をどうするかや、色校正などの大きな印刷物の送り先や、自分たちが原寸の出力が必要な時の把握をし、なるべくまとめて出社できるように、まわりにもお願いしていくと決め、次の日から決行。毎日朝夕はテレビ電話で、全員顔を合わせて報告をしあうという仕組みに。

そして緊急事態宣言がでた1週間後には、完璧に在宅ワークの流れができていました。


それでも、大きいのは保育園がNGかどうか。

5歳の息子がいるので、登園禁止かどうかで、在宅ワークができるかがかかっていました。政治家も言っていたし、区からも「リモートワークなどで家に居る人はこども自宅て見るように」と通知がきたんだけど、本当に分かってないなとあらためて思いました。在宅だからといって育児はできないし、育児するなら仕事できないんです。本当にわかってない。

もちろん政治家もstay homeを言っているだけなんで、深く考えて言っている言葉ではないのだろうけど、それがいけないというか、育児と仕事の掛け持ちの大変さを知らない政治家の発言なんだなと、思いました。育児をしないといけないから会社を休んでも生活できるような手当がでるとか、本当はそういう対応を見せて欲しかったなと思ったりもしました。

そんな、コロナへの恐怖と戸惑いが入り混じりながら、はじまった在宅勤務も、悪いことばかりではなく良い面もでてきました。産まれて3ヵ月から保育園にあずけて仕事をしていたし、ベビーシッターさんに頼った生活をしていたので、あらためて息子とこんなに過ごしたことがないなと思ったんです。朝昼晩と息子の食べるものをつくり、毎食一緒に食べる。こんなことあまりない体験でした。食を通してのコミュニケーションってやっぱり大事なんだな、と思いました。好き嫌いを一緒に食べることで把握し、買い物に行き一緒に料理したりすることで、口にまずは入れられるようになったり、嫌いなものがおいしいことを毎回食事をしながら伝えられることが、とても大切に思いました。こういう時間をつくったこなかったことにも反省をしました(ずっとわかってはいて、やれずにいたのですが)。

そんなことや、午前中体力を使った日は昼寝をしますが、昼寝につきあってあげれることも経験したことのない幸せ感があります。息子もうれしそうで「しわわせ~」と言いながら昼寝に入っていきます。昼寝をしてくれたら、そっこう2時間が仕事時間です。

近所の子たちとも家の前でよく遊ぶようになりました。年齢も違うし、みんな共働き家庭なので、合う時間がほぼなく、あまり遊んだこともなかったのに、小学生もどこにも行けなくて(スーパーもダメだし、友達とも会えず)すっごく退屈しているので、5歳の息子とも遊んでくれて助かります。

そういうときは、仕事時間は夜中しかないのですが、免疫力低下しないためにも7時間か8時間の睡眠と言われていますが、夜中やると睡眠は4.5時間しかとれません。それと葛藤しながらの生活です。

そんな感じで、生活がいつ戻っていくのだろうかとか、仕事は大丈夫なんだろうかとか、行ってないのに家賃がもったいないなとか、いろんな不安があるのですが、、私的には、なんだか見たことのない未来に興味津々というか、すっごく変わる期待も大きく、それに対してはどこかで不謹慎な意味ではなくワクワクしています。在宅ワークに向けて商品開発もすすんでいるし、新しいポカリのCMもそうだけど、zaraもモデルに自宅で自撮りしてもらったものがビジュアルで、新しい表現への扉が開けていることや、シェアオフィスやフリーアドレスも、普及していたけど少し自分とは違う世界に思っていたんですが、どちらかというと、もはやオフィスって持つものなのかな?という概念になってきている自分がいて、これが終わりになってきても、会社のありかたや自分の働き方を変えていけそうな、新しいドアが開いた感じもしています。


昔に戻りたいか、戻りたいくらい素敵だったのか。いやいや、未来の方が素敵なのではないか。

そんな期待というところでしょうか。

そんな類い希なる時間を過ごしているなと感じます。

現実は不安ばかりだし、まだまだ気をつけないといけないのですが、

未来がよりよく素敵になるように、今から考えていきたいな、と思ったりもしています。



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